『ぷよぷよ』(Puyo Puyo)は、コンパイル (企業)|株式会社コンパイルの代表作である落ち物パズルゲームのシリーズ (作品)|シリーズ。また、このシリーズにブロックとして登場するグミ型の怪物|モンスターの名前でもある。どちらも縮めて「ぷよ」と呼ばれる。日本国外では『Puyo Pop』シリーズとしても知られる。1998年にコンパイルが倒産|経営破綻した際に経営再建の為の一環として、キャラクターを含めた著作権がセガへと売却された。結局再建することはなく2003年にコンパイルは解散、現在はセガが続編を製作している。
概要
『テトリス』の登場により空前の落ち物パズルゲームブームが生まれ、多くのパズルゲームが世に出された。『ぷよぷよ』もまた、そのような時代に生まれたパズルゲームの中の一つである。その為、メガドライブ版の『ぷよぷよ』では取扱説明書に「もともとオリジナリティのないゲームです(苦笑)」と書かれている。当初はドミノの牌が降ってきて、同じ数字や連番になるように積む『どーみのす』というゲームを開発していたが、遊べる段階まで実際に作ってみたところ全く面白くなかったため、開発を断念『ALL ABOUT ぷよぷよ』p.108。。その後、コンピュータRPG『魔導物語』のスタッフが関わり、落下するブロックを『魔導物語』に登場するぷよぷよ (ゲームキャラクター)|ぷよぷよに置き換え、それに伴いルールも一新した別のゲームに作り変える形で開発された『ALL ABOUT ぷよぷよ通』p.134。。最初に世に出たのは、1991年10月25日に同時に発売されたMSX#MSX2(えむえすえっくす・つー)|MSX2版とファミリーコンピュータ ディスクシステム|ファミコン ディスクシステム版(発売は徳間書店インターメディア)。この時点では、雑誌「マイコンBASICマガジン」上で記事を執筆しているライターにより、対人戦の面白さが大いに評価されていたものの、大きな話題を呼ぶことは無かった。しかしその後、画面とサウンドを強化し、モードや操作性などに大幅な改良を加え、対戦モード「ひとりでぷよぷよ(対コンピュータ戦)」「ふたりでぷよぷよ(対人戦)」をメインにしたアーケードゲーム|ア
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$I$l$@$1%_%9$r$7$J$$$GD9;~4VB3$1$i$l$k$+$r6%$&!V<+J,<+?H$H$N@o$$!W$NMWAG$,Bg$-$+$C$?$,!"K\:n$G$OCPUの操るキャラクターや他のプレイヤーという「対戦相手との戦い」がテーマとなり、ゲームセンター等で対人対戦が大いに盛り上がることとなった(有)カジタリアン『テレビゲーム・ランキング・データブック 1995.9〜1998.8』、KKベストセラーズ、1998年、p.67。 ISBN 4-584-16090-2『コンプリート・コンパイル』、p.40。。また、可愛らしいキャラクター達が受けたのか、女性プレイヤーも多かった。また、50-60代という、比較的高齢のプレイヤーも少なくなかった。このほか、この作品が当時斬新だった点として「連鎖ボイス」が挙げられる。これは、『魔導物語』に搭載されていた(当時のRPGとしては珍しい)キャラクターボイスを引き継いだものとなっている。制作元がセガに移った後の作品にも、非常に大きな連鎖をしたときに「ば・ば・ば・ばよえ〜ん!!」と声が被る演出が存在するが、これも『魔導物語』に登場する魔力如
\2CKbK!!V%@%$%"%-%e!<%H!W$,85$K$J$C$F$$$k!JG\N($,>e$,$k$4$H$KH!
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シリーズ一覧及び解説
詳細は次項以降、および別記事を参照。* #旧世代ぷよぷよ(旧ぷよ)|旧世代ぷよぷよ(初代)
ぷよぷよフィーバー2【チュー!】
ぷよぷよ! Puyopuyo 15th anniversaryこのほか、『なぞぷよ』シリーズなど番外編的な作品が多数存在する。→''#その他の作品''
旧世代ぷよぷよ(旧ぷよ)
次世代の『ぷよぷよ』(新ぷよ)とタイトルが同一であるため、区別の為に電波新聞社から発売されたムック (出版)|ムック『ALL ABOUT ぷよぷよ』では旧ぷよと、MOOKタイプディスクステーション21号ではすでにシリーズを重ねていたためこの呼び名が不適切だと考えたのか(『ぷよぷよ〜ん』の発表にあわせたシリーズ紹介の記事だったため)プロトタイプぷよと呼ばれていた。現在では単に、MSX版やFC版と呼ばれることが多いようだ。現在「旧ぷよ」という用語は『ぷよぷよフィーバー』に対してそれ以前の作品を区別する際にも使われる。この頃はまだシステムは確立されておらず、ぷよの色が『どーみのす』の名残か6色あり(後の作品では5色)、組みぷよが1Pと2Pで一致しない他、ぷよが「人型」にぁ
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W$H$$$&@)8B$O!"$3$l0J9_$N$W$h$K$b0z$-7Q$,$l$F$$$/;v$K$J$k!#!
;MSX|MSX
2/2+版
:接着時のいわゆる「ぷよぷよ感」はまだなかったが、ぷよのデザインが新ぷよ以降で多く使われたものに非常に近い。ぷよは全部で6色、灰色や黄緑色のぷよが存在する。
・ファミリーコンピュータ ディスクシステム|ディスクシステム版
:内容はMSX版とほぼ同様。しかしぷよのデザインと色が変更され、全色がMSX版のみどりぷよ型(丸っこい中華饅頭のような形状)に似た形状となっている。販売は徳間書店インターメディア。「ファミリーコンピュータMagazine|ファミマガディスク」シリーズのVol.5として発売された。このシリーズのいくつかは一般公募作品だが、本作品は一般公募作品ではない。また、書き換え専用ソフトのためパッケージ販売はされていない。
・ファミリーコンピュータ(ロムカートリッジ)版
:前述のディスクシステム版をベースとし、ロムカートリッジ版として再販。販売は徳間書店インターメディア。バッテリーバックアップ機能を搭載しないため、ミッションモードの進行状況の記録はパスワード (コンピュータゲーム)|パスワード方式で行う。アーケード版などの新ぷよが登場した後に発売されたためか、対戦時に発生するおじゃまぷよの最大数を変更できる機能が追加されている(ただし一度に降る量は最大30個)。最大値である255個に設定すれば、より新ぷよに近いルールになる。
前記の旧世代ぷよぷよ(旧ぷよ)や『ぷよぷよ通』以降の作品と区別するために新ぷよ、ぷよ1などと呼ばれることがある。『ぷよぷよ! Puyopuyo 15th anniversary』で初代ぷよぷよと呼ばれているのはこの作品のことである。この新ぷよでは「ひとりでぷよぷよ」(対CPU戦)や自キャラの連鎖ボイス、キャラクターなどが登場し、一回の連鎖でのおじゃまぷよの数の制限がなくなる(画面に一度に降るのは最大30個)。基本的なシステムはこの作品で完成されている。;アーケードゲーム|アーケード版
:メガドライブ上位互換であるセガ・システムC|System C2基板で開発された。ゲームモードは「ひとりでぷよぷよ」「ふたりでぷよぷよ」の対戦モードのみ。アーケード版には、当時人気を博していた『テトリス』のようなエンドレスモード「とことんぷよぷよ」は収録されておらず、当時としては異色な作品であった。アーケード版には「マージンタイム」と呼ばれる制限時間が設定されており、対戦が長引くにつれ、おじゃまぷよの量が徐々に増加していく(コンシューマーゲーム|コンシューマ版のマージンタイムは、標準ではオフになっているが設定変更で有効にできるものが多い)。エンディングのBGMは「魔導物語音頭」(正確にはそのアレンジ版「ONDO OF PUYOPUYO」)。各ステージ間に加えられた主人公アルルと敵キャラの会話デモ(後に「漫才デモ」と呼称される)や、タイトルでの操作デモも特徴的だった。ぷよぁ
N2sE>$r9T$&%\%?%s$,1つしかないので、右方向にしか回転させることが出来ない。コンシューマ版の操作デモでも回転ボタンが1つしかないのはこの為。
・メガドライブ版
:アーケード版に非常に忠実な移植だが、4連鎖分×2人分=8種類あった連鎖ボイスが2種類しかなく、ひとりでぷよぷよの対戦相手のボイスも収録されていない。また、連鎖ボイス再生時はBGMが一旦停止する。アーケード版には無かったエンドレスの「とことんぷよぷよ」モード(通称とこぷよ)、スタッフロールが追加されている。メガドライブ本体とのセット販売バージョンも登場し、メガドライブのキラーソフトとなった。かつてはセガゲーム本舗でも配信されていた。2006年にWiiのバーチャルコンソールで配信。
・ゲームギア版
:ぷよが単色表示で形状も全て同じなため「グミぷよ」の異名がある。2台で通信対戦可能。ぷよの接地回数に制限がないために、ぷよを回転し続け接地を繰り返すだけで永遠に固定しない(他のバージョンでは8回程度接地するとすぐに固定される制限がある)という特徴がある。BGMも一部変更となり、ボイスと漫才デモも収録されていない。「なぞなぞぷよぷよ」モード有り(後に本体同梱や単体でも発売)。
・PC-9800シリーズ|PC-9801版
:グラフィックが全面的に描き直されており、画面の質感や雰囲気がアーケード版とは大幅に異なる。対戦中のボイスはない。フィールドの天井がなく、予告ぷよが横に表示されるのが特徴。タイトルのBGMは、音源違いだがゲームギア版と同様。「なぞなぞぷよぷよ」モードもある。
・す〜ぱ〜ぷよぷよ(スーパーファミコン版)
:画面解像度の違いからレイアウトが変更され、敵の顔グラフィックは敵フィールド内に表示される。アーケード版にあるボイスはすべて収録されている。隠しモードに入る事で、おじゃまぷよのレート(消したぷよの量に対して相手に送りつけるおじゃまぷよの量)を大まかに変更したり、CPU同士の対戦を見る(ウォッチモード)事などが可能。コンパイル開発だが、販売はバンプレスト。ニンテンドウパワーでの書き換えも行っていた。売上本数170万本。
・FM TOWNS
:画面のクオリティはSFC版と同様だが、画面レイアウトはアーケード版に準拠。グラフィックは非常に忠実に移植されているが、操作性や動きが鈍い(例えばぷよ回転ボタンの連打がきかない)など、中身の完成度の面では至らない部分がある。開発はCSK総合研究所。
・ぷよぷよCD(PCエンジン版)
:各ボイスを有名声優が担当しており、音声付きの漫才デモがCD-DAで再生される唯一のぷよぷよである。また、アルル以外の敵キャラクターにも連鎖ボイスが用意されている(ただし、連鎖ボイスの種類はアルルと同じ)。このため、ふたりでぷよぷよでは使用キャラクターを選択できる。販売はNECインターチャネル。全面クリア後に2周目として、少し台詞が異なる漫才デモのアレンジバージョンが収録されている。
・X68000
:アーケード版の移植だが、隠しモードとして「とことんぷよぷよ」も収録。グラフィックの見た目は完璧だが、「ぷよぷよ感」がアーケード版ほどには再現されていない。開発はSPS。
・ゲームボーイ
:表示領域の狭いモノクロ画面のため、GB本体でプレイする時は白黒の濃淡と形状でぷよを区別することになる。スーパーゲームボーイにも対応しており、これを使えばカラー表示となりソフト単体で2人対戦も可能。ただしSGB用の専用フレームは用意されていない。SGBでプレイした場合は色数の関係か緑ぷよが無く、青ぷよが水色ぷよ、緑ぷよが青ぷよに変更されている。ボイスは出力されず曲数・音数も少ないが、漫才デモはアニメーションなどが簡略化されてはいるものの、ほぼ完全に収録されている。タイトルのBGMはゲームギア版と同様。操作性や反応は多少鈍く、落下速度が遅い前半ステージなどでは↓キーでの高速落下の処理も同時に遅くなってしまっている。開発はウィンキーソフト、販売はバンプレスト。
・ぷよぷよ for Windows(Microsoft Windows 3.x|Windows3.1版)
:WinGを使用。開発はボーステック。グラフィックはPC-9801版と同様のものが使用されているが、アーケード版のボイスが追加されている。至るところでデモ版CD-ROMが配布された。なぞぷよモード有り。
・ぷよぷよ for Windows95(Microsoft Windows 95|Windows95版)
:グラフィックが描き直され非常に美麗になっている。なぞぷよモード有り。
・ぷよぷよ for Macintosh(Macintosh PowerPC|PPC版)
:Windows95版の移植。
・ぷよぷよ(CX-100版)
:カシオのカラーワードプロセッサ|ワープロ版。
・ぷよぷよ(U1版)
:パナソニックのカラーワープロ版。
・ぷよぷよ for CE(Microsoft Windows CE|Windows CE版)
:ひとりでぷよぷよ専用。
・ぷよぷよ for CE2(Windows CE版)
:カラーディスプレイに対応した。
・ぷよぷよBOX(プレイステーション版)
:モードのひとつとして、メガドライブ版をベースに移植した「ぷよぷよ復刻版」を収録。プレイステーション上で遊べる初代『ぷよぷよ』はこれ一作のみだが、おじゃまぷよに得点が設定されているなど、他機種版と異なる点もある。
・ぷよぷよ(S!アプリ 50K版)
:S!アプリへの移植版。
・ぷよぷよ豪華版(S!アプリ 256K版)
:上記の豪華版。同じルールのものが日本国外でも発売されている。ただし一部を除きキャラクターが差し替えられている。→#日本国外
[ ルール ]
[ 対戦ルール ]
「おじゃまぷよ」は4つ以上くっついても消滅しない。通常のぷよを消滅させると、同時に隣接していたおじゃまぷよも消える。
おじゃまぷよが降って来る前に相手側のフィールドに「予告ぷよ」が出てくる。種類は「小ぷよ(1個)」、「中ぷよ(6個、1段)」、「岩ぷよ(30個、5段)」の3種類。
[ ストーリー ]
4匹以上の同色の魔物を時空の狭間へ消し去る呪文「オワニモ」。この呪文を解き放った魔導師の卵の少女アルル・ナジャが、ぷよぷよ地獄に立ち向かう。本作の「ひとりでぷよぷよ」は3種類の難易度から選択する。
スケルトンT / ナスグレイブ / マミー
ドラコケンタウロス / すけとうだら / スキヤポデス / ハーピー / さそりまん / パノッティ / ゾンビ / ウィッチ / ぞう大魔王 / シェゾ・ウィグィィ / ミノタウロス / ルルー / サタン
ステージ4のハーピーから開始する点以外は「ふつう」と全く同じ。
[ その他 ]
ぷよぷよ通
相手から送られたおじゃまぷよを打ち消せる「相殺」システムが導入され、これが以後のシリーズの基本形となった。
ぷよぷよSUN
独自要素として、連鎖に巻き込\xA1
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ぷよぷよ〜ん
「特技」と「ステージ」の概念が導入された。アーケード・パソコンでは発売されていない。
みんなでぷよぷよ
ぷよぷよフィーバー
キャラクターをほぼ完全に一新、「連鎖のタネ」が落ちてくる新システム「フィーバーモード」を搭載。登場キャラクターも、アルル・ナジャ|アルルとカーバンクル以外はすべて新キャラクターとなった。
ぷよぷよフィーバー2【チュー!】
上記『フィーバー』の続編。前作の要素に加え、自分を有利にするアイテム(「くりぷよアイス」や「ぷるぷよんぼ」など全72種)が追加された。さらに、約10人の新キャラクターが登場。また、連鎖ボイスも新規のものに変更されている。
ぷよぷよ! Puyopuyo 15th anniversary
ぷよぷよ15周年記念作。初代『ぷよぷよ』、『ぷよぷよ通』、『ぷよぷよフィーバー』のル
<%k$r<}O?!#$5$i$K!"0lDj;~4V$4$H$K%U%#!<%k%I$,180度反転す\xA1
$k!V$@$$
$+$$$F$s!W$d!"DL>o$N4倍の大きさで戦う「でかぷよ」、ぷよが水に浮かぶ「すいちゅう」、お題が次々と出てきてそれをクリアしていく「なぞぷよ」(くわしくは下記参照)、その他、「サーチライト」や「はっくつ」、「こおりづけ」、「ばくだん」、「ずっとフィーバー」を収録。それぞれに個性のあるゲームを楽しむことができる仕様となっている。キャラクターは、初代『ぷよぷよ』からの復活も含め全22名。初心者でも安心、連鎖の組み方を学べる「じゅぎょうモード」も収録。イメージキャラクターに蛯原友里を起用。
その他の作品
ここでは、『ぷよぷよシリーズ』本編ではない関連作品について述べる。
[ なぞぷよ ]
詰め将棋のように、あらかじめフィールドに設置してあるぷよと指定されたぷよを使い、設定された条件(「X連鎖するべし」「ぷよ全て消すべし」など)を満たすという、従来のぷよぷよとは少し異なるゲーム。壁などの障害物などが登場する作品も存在する。各種ぷよぷよシリーズの1モードとして収録されている場合が多い。「ミッションモード」「なぞなぞぷよぷよ」「タスクモード」などの名称でも呼ばれる。以下は独立した単体ソフトとして発売されているもののみ記載する。;ゲームギア+1 なぞぷよ
:ゲームギア本体とのセットでのみ販売された。
・なぞぷよ2(ゲームギア)
・なぞぷよ アルルのルー(ゲームギア)
:マップ上を歩き、敵モンスターとなぞぷよ勝負をする形式となっている。魔導物語のように、体力は表情で表示される。
・なぞぷよ(PC-9801)
:初代ぷよぷよのような漫才デモが存在する。
・す〜ぱ〜なぞぷよ ルルーのルー(スーパーファミコン)
:『アルルのルー』のリメイクで、ルルーを主人公とした新シナリオも追加された。消す事が出来ない「鉄ぷよ」が初登場。
・す〜ぱ〜なぞぷよ通 ルルーの鉄腕繁盛記(スーパーファミコン)
:前作の続編で、内容がさらにパワーアップ。フィールドマップなども追加されている。
・ぷよぷよ タスクモード(iアプリ)
・なぞぷよ(S!アプリ 50K)
・なぞぷよ(EZアプリ (Java) ・BREW)この他、『ディスクステーション』にも単体作品のなぞぷよが数作収録されている。
[ 外伝的な作品 ]
[ パズルゲーム ]
・ぷよぷよBOX(プレイステーション)
:メガドライブ版の初代『ぷよぷよ』と『ぷよぷよ通』をベースに移植した「復刻版」を収録し、さらにコンピュータRPG|RPG風の「ぷよぷよクエスト」、シリーズのルールを混合して遊べる「ごちゃまぜぷよぷよ」などのモードが収録されている。メガドライブ版をベースにしているため、ボイスの音質はあまり良くはない。『1』『通』『SUN』『よ〜ん(GBC版準拠)』の全てのルールを包括し、シリーズのキャラクターも多数登場する総集編だが、操作性が少し鈍く、ぷよの色が偏ってしまうというバグもある。
・ぷよりん(キーチェーンゲーム)
:出現するぷよは3種類。窒息(詰まり)の判定が独自の物で、いずれかの列の天井にぷよがくっつくとゲームオーバーになる。当時流行していた携帯型ゲーム『テトリン』にネーミングや形態が非常に類似している。
・カラーぷよりん(キーチェーンゲーム)
:上記『ぷよりん』の後継機として発売されたカラー版だが、オレンジぷよが着地するまで明滅を繰り返すためモノクロと比較して非常に見難い。
・ぷよぷよ(ゲーム電卓)
:4×4のフィールドで3色のぷよを消していく。連鎖ボイスは「ファイヤー」のみ。ぷよが3匹くっつくだけで消えるという特徴がある。
・ソニック メガコレクション(ニンテンドーゲームキューブ)
:『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』の関連作品を集めたもの。収録作品のうちの1つとして#日本国外|日本国外版ぷよぷよの"Dr. Robotnik's Mean Bean Machine"(ドクターエッグマンのミーンビーンマシーン)が収録されている。
:; ソニック メガコレクション プラス(プレイステーション2/Xbox)
:: 上記のグレードアップ移植版。
・機動劇団はろ一座#機動劇団はろ一座 ハロのぷよぷよ|機動劇団はろ一座 ハロのぷよぷよ(ゲームボーイアドバンス)
:バンダイより発売の『機動戦士ガンダム』のパロディ作品『機動劇団はろ一座』の登場人物が登場するぷよぷよ。ぷよの代わりにハロ (ガンダムシリーズ)|ハロが降ってくる。ゲームシステムは『ぷよぷよ通』のルールを採用。連鎖時にキャラクターが叫ぶセリフをプレイヤーが選択して編集できるのがセールスポイント。使用できるセリフのコレクション要素もあり。
・さわって!ぷよぷよ(プラスe)
:ファミリーレストラン・ガスト (ファミリーレストラン)|ガストなど、飲食店に設置されたタッチパネルを用いたアミューズメント端末「プラスe」内に収録された作品。画面上のボタンを押しぷよを操作する。1Pと2Pが交互に操作する事により対戦もできる。プラスeは2005年9月30日にサービスを終了した。
・ストレスレスレッスン れすれす(プレイステーション)
:コンパイルから許諾を得てマックスファイブが1997年に製作したゲーム。基本的な内容はぷよぷよだが、キャラクターが異なり恋愛ゲーム (ゲームジャンル)|恋愛ゲームのようなストーリーとなっている。
・ぷよぷよ(旧バージョン)(iアプリ)
:とことんぷよぷよのみ。
・とことんぷよぷよ(iアプリ)
:上記の改訂版。
・ひとりでぷよぷよ(iアプリ)
:ひとりでぷよぷよのみ。新規の漫才デモになっている。
・ふたりでぷよぷよ よこ(iアプリ)
:ふたりでぷよぷよのみ。携帯電話を2人で持って対戦する。
・ふたりでぷよぷよ たて(iアプリ)
:上記の縦バージョン。
・ぷよぷよDX(iアプリ)
:上記の全てと「タスクモード」を一つのiアプリにまとめた物。
・ひとりでぷよぷよ(S!アプリ 50K)
:ひとりでぷよぷよのみ。漫才デモは初代『ぷよぷよ』と同様。
・ふたりでぷよぷよ(S!アプリ 50K)
:ふたりでぷよぷよのみ。携帯電話を2人で持って対戦する。
・ぷよぷよ(EZアプリ (Java) ・BREW)
:とことんぷよぷよのみ。
・ひとりでぷよぷよ(EZアプリ (Java) ・BREW)
:ひとりでぷよぷよのみ。漫才デモは初代『ぷよぷよ』と同様。
・ひとりでぷよぷよ豪華版(EZアプリ (Java) )
:上記の豪華版。
・ふたりでぷよぷよ(EZアプリ (Java) )
:ふたりでぷよぷよのみ。携帯電話を2人で持って対戦する。
・ぷよぷよズラシ(iアプリ)
:ぷよぷよを左右にずらして消していく。画面デザインは「フィーバー」をベースにしている。
・ぷよぷよ(LCDゲーム)
:EL-SPIRITSの【レトロシリーズ】として2006年7月22日に発売。発売元は有限会社ハンドヘルド、販売元はエポック社。かちぬきモードととことんモードの2つを搭載。後者は通常のとことんぷよぷよだが、前者はそれに加えおじゃまぷよも降ってくるモードで、規定得点を得ると1人抜き、全10人抜きすればクリアとなる。
[ その他ぷよシリーズ ]
・バランスゲームす〜ぱ〜ぷよぷよ(玩具)
:ツマミを回して磁石の強度をランダムに変えた後、交互にトレイの上にぷよを載せていくゲーム。経年劣化で永久磁石が弱り、難易度が上がる側面もある。
・ボードゲームぷよぷよマスターズ(玩具)
:ランダムにボックスからぷよぷよを取り出して置いていく対戦ゲーム。本体付属のルーレットでおじゃまぷよの数を決めるため、連鎖数とおじゃまぷよの数はあまり関係ない。
・キャラカセットぷよぷよ(玩具)
:タカラ社製の玩具『キャラルシール』専用ソフト。ぷよぷよと銘打たれているが、通やSUNの敵キャラクターなども印刷できる。電子ゲームとしては「ぷよらーチェック」という相性診断占いが内蔵されている。
・ぷよぷよスロット(メダルゲーム)
:上下にローテーションする5列のぷよをボタンで止め、画面が固定された後ぷよが消滅する。得点に応じて配当がある。
・ぱちぷよ(メダルゲーム)
:ハンドルをひねるとぷよが打ち出され、一定量のぷよが出ると打ち止めになり、ぷよが消滅する。得点に応じて配当がある。
・す〜ぱ〜ぷよぷよびんご(プライズ)
:1つしかないボタンを3回押すだけの攻略要素のないゲーム。景品はキャンディで、最大の役で6つ出てくる。飴の種類が10種類のうえ、規則正しい順番で出てくるためコレクション要素もほぼないと言っていい。
・ぷよしょっと(プリント倶楽部|プリクラ)
:当時流行っていた写真を印刷するゲーム筐体『プリント倶楽部』からの派生。「ぷよぷよSUN」をベースにしたフレームで印刷ができる。一般のゲームセンターには置かれず、ぷよまん本舗に設置されていた。コンパイルクラブの記事によると、最低一度はフレームの増設が行われている。
・ぷよぷよDA! -featuring ELLENA System- (アーケード、ドリームキャスト)
:魔導キャラを使った音楽ゲーム。ディスクステーションに収録された『ブロードウェイ伝説 エレナ』のシステムをベースとしているという触れ込みだが、『エレナ』は相手の踊りを記憶して方向キーで同じ踊りを踊るのが目的なのに対して、『DA!』は曲のタイミングに合わせて画面に表示された矢印のとおりに方向キーで踊るというシステムなので殆ど別物である。
・たいぷ da ぷよぷよ(Windows95)
:ぷよぷよとタイピングソフトが融合したゲーム。グラフィックなどは『ぷよぷよSUN』がベースとなっている。
・わくわくぷよぷよダンジョン(セガサターン)
:魔導キャラを使ったローグライクゲーム。タイトルに「ぷよぷよ」と銘打ってはいるものの、その内容はむしろ『魔導物語』に近い。
:;わくぷよダンジョン決定盤(プレイステーション)
::上記SS版のリメイク作品。
・ぷよぷよ外伝 ぷよウォーズ(ゲームボーイカラー)
:シミュレーションRPG。世界観は従来のぷよシリーズと大幅に異なる。ぷよぷよシリーズの源流であるコンピュータRPGについては『魔導物語』の項目も参照。この他、『ディスクステーション』にもぷよ関連ゲームがいくつか収録されていた。
[ 日本国外 ]
日本国外では、『魔導物語』のキャラクターではなく別キャラクターに差し替えられて発売されるケースが多い。;Puyo Puyo(アーケード)
:ヨーロッパ版。魔導キャラのままセリフとボイスだけが翻訳されている。天使に見えるという理由で、ハーピーの翼がなくなっているほか、キャラクターの名前も大幅に変更されている。
・:en:Dr. Robotnik's Mean Bean Machine|Dr. Robotnik's Mean Bean Machine(ドクターエッグマンのミーンビーンマシーン)(メガドライブ|GENESIS)
:メガドライブ版『ぷよぷよ』のジェネシス移植版だが、敵キャラクターがDr.エッグマンをはじめとした「ソニックシリーズ」のキャラクターに差し替えられている。ただし主人公はソニックではない。ゲーム画面にはカーバンクルが登場し、パスワードでコンティニューができる。日本でも『セガアーカイブス フロム USA Vol.2』、『ソニック メガコレクション』『同 プラス』、『メガドライブ プレイTV』などの収録ソフトの一つとして何度か登場している。
:;Dr. Robotnik's Mean Bean Machine(ゲームギア)
::ゲームギア版『ぷよぷよ』をジェネシス版と同様にキャラクターのみ差し替えて移植したもの。
:;Dr. Robotnik's Mean Bean Machine(セガ・マークIII)
::ゲームギア版の移植。
・:en:Kirby's Avalanche|Kirby's Avalanche(スーパーファミコン#Super Nintendo Entertainment System|SNES)
:販売は任天堂。スーパーファミコン版『す〜ぱ〜ぷよぷよ』のアレンジ版で、BGM、キャラクター、背景は「星のカービィシリーズ」の世界観に合うよう差し替えられているが、ぷよだけはそのまま。キャラクターグラフィックやBGMは『星のカービィ 夢の泉の物語』と『カービィボウル』から引用されており、新規のストーリーデモも付いている。
:;Kirby's Ghost Trap(ヨーロッパ向けSNES)
::"''Kirby's Avalanche''"と同内容。
・Qwirks(Windows3.1)
:開発、販売はスペクトラムホロバイト ('':en:Spectrum HoloByte|Spectrum HoloByte'') 。『テトリス』の開発者アレクセイ・パジトノフが監修を務める。初代『ぷよぷよ』のルールをベースにしているが、キャラクターやBGMなどは独自の世界観の物に差し替えられている。このゲームだけの独自要素として、消すと色々な効果が現れるクリスタルぷよ (''Crystal Qwirk'') が出現する。日本でも、日本語ガイド付きの英語版がスペクトラムホロバイトジャパンより発売された。
:;Qwirks(Macintosh)
::Windows版の移植。
・Puyo Pop(ネオジオポケットカラー)
:日本国外版『ぷよぷよ通』。
・Puyo Pop(ゲームボーイアドバンス)
:日本国外版『みんなでぷよぷよ』。
・Puyo Pop FEVER(プレイステーション2)
:日本国外版『ぷよぷよフィーバー』。
:;Puyo Pop FEVER(プレイステーション・ポータブル)
::同上。
ぷよぷよにおける基礎用語
[ 対戦・戦術に関する用語 ]
・ 連鎖
: ぷよを4個以上くっつけ消滅させることで上にあったぷよが落下し、再び落ちてきたぷよが同色で4個以上くっつき、消滅すること。対戦における重要な戦法の一つ。尚、普通に4つ色を並べて消す行為だけでも1連鎖と考え、消された回数(○回)に応じて○連鎖と呼ばれる。
: 消された回数、くっつけたぷよの数に応じて相手のフィールドにおじゃまぷよが落ちる。
・ おじゃまぷよ
: 多くのぷよを消したときに相手フィールドに降ってくる透明なぷよ。
: 1回のぷよ消去で得た得点に比例して生じるおじゃまぷよの数は増える。したがって、同時消しや連鎖などで高得点を得れば、その分だけ降るおじゃまぷよは多くなる。おじゃまぷよに隣接した通常のぷよを消すと同時におじゃまぷよも消える。
: その名の通り連鎖作成の過程においては非常に邪魔になる場合が多く、これを沢山相手のフィールドに落とすことによって相手フィールドを埋め、相手の連鎖の邪魔をし勝利に持ち込むことが対戦において重要な鍵となる。
: しかし、場合によっては逆にこれを上手く利用して連鎖を伸ばしたり、ホーリーカウンター等のおじゃまぷよを逆にカウンターとして利用されることもあるので、中途半端な連鎖によるおじゃまぷよは相手を陥れるどころか自分を危機に晒してしまうこともある。さらにはおじゃまぷよが落下しただけで連鎖を伸ばす手立てとなる場合もある。
: 同種のぷよに「固ぷよ」「得点ぷよ」なるものがある。固ぷよは2回以上隣接させるか、二ヶ所から囲んで消さないと完全には消えてくれず、得点ぷよは消すことで得点となるものである(通、SUN、よ〜んで登場)。よ〜んではさらに3ダメージ以上を与えないと消えない固ぷよも登場する。
・ 予告ぷよ
: フィールドにおじゃまぷよが落ちるときに目安となる、フィールドの上に表示されるお邪魔ぷよの落下数表示。
: 小ぷよは一個単位、大ぷよ(中ぷよ)が1列である6個単位、その他30個単位の岩ぷよ(隕石ぷよ)、フィールドサイズを遥かに超えたものに星ぷよ(フィールド30段分に相当、フィールドは12段)やキノコぷよ、王冠ぷよ、月ぷよ、彗星ぷよ、土星ぷよ、太陽ぷよといったものがある。
: なお、登場する予告ぷよや、予告ぷよのおじゃまぷよ換算数はシリーズによってまちまちである(降る数についてはそれぞれのルールを参照)。
・ 相殺(そうさい)
: ぷよぷよ通以降の対戦で導入されている対戦システム。
: 予告ぷよが表示されてるときにこちらも連鎖をすることで、その得点分だけ予告ぷよが減ること。
: 表示されてる予告ぷよ以上の得点を出せば、その差分だけ相手へおじゃまぷよを送れる。
・ 連鎖倍率
: 連鎖数が大きいほど連鎖倍率も大きくなる。得点式を簡単に表すと「消したぷよの数×連鎖倍率」。当然、大きいと有利であり小さいと不利である。CPU戦や対人戦で難易度(ハンデ)を変えるとそれぞれ連鎖倍率が全く違うことが分かる。
: また、フィーバーのルールではキャラクター毎に設定されている。
・ おじゃまレート
: 相手のフィールドにおじゃまぷよを1つ落とすのに必要な得点。つまり「獲得得点÷おじゃまレート=おじゃまぷよの数」。
・ 定型積み・不定形積み
: 定型積みは規則正しく定まった形が連続して続く連鎖の土台を使った連鎖とされ、不定形は上記の積み方以外のもの(土台が規則的でない連鎖)とされる。
: ぷよ界ではこの定義についてしばしば論争(→定型・不定形議論)が起こっている。問題としてこの定義だとGTRを利用した連鎖やミルフィーユやホーリーカウンターと呼ばれる連鎖が定型積みに含まれなくなる事が挙げられる。
: 代表的な定型積みには鍵積み、階段積みなどが挙げられる。
・ 発火点
: 連鎖の開始地点となるぷよのこと。また、このぷよを消し連鎖を開始することを発火と言う。
・ 折り返し
: ぷよのフィールドは横6列しかない為、普通に連鎖を伸ばしていくとフィールドの両端に追いやられる。そこで連鎖の発火点を上に上げ、連鎖の進行方向を逆に切り返していくテクニックのこと。
: 連鎖尾にもよるが、基本的に折り返しが出来ないと7連鎖以上の連鎖は組むことができない。
・ GTR
: カウンターの一種。グレート田中連鎖、または岐阜田中連鎖の略。独特の折り返しが用いられる、自力で発火することもできるカウンター。
: 本来、カウンターではない連鎖はGTRと呼ぶことはできないが、最近では最大の特徴である折り返し部分のみ使用し、階段要素や挟み要素を用いて伸ばされる連鎖もGTRと呼ばれることが多い。白い悪魔氏による解説
・ フィーリング連鎖
: 対戦における戦術の一つで、適当にぷよを置き発火させることで偶然生じる連鎖のこと。
: 特に連鎖作成を意識せず置いていくということでこう呼ばれる。
: カエル積み(のほほ積み)、ハーピー積み、ユウちゃん積みがこの部類に入る。
:; カエル積み
:: 回転させずにひたすら右端に積み上げていくという代表的なフィーリング連鎖。完全な運任せだが、何の知識もいらないので初心者でも可能。また、縦に積むために潰しに強いのも特徴。名称はカエルであるのほほが使用してくるルーチンであることからではなく、コンパイルのプランナーでケロルが考案したことから。彼は同僚達からカエルと呼ばれ、イラストでもカエルで描かれ、ぷよぷよSUNではのほほの声を当てた。
・ ツモ
: 降ってくるぷよの順番、またはぷよそのもの。麻雀が元ネタと思われる。組みぷよと呼ばれる場合もある。
・ 階段積み
: 定型積みに属する連鎖法。
: 同じ色のぷよを1つから3つ縦に揃えた土台を何列も並べ、その土台の上に左右の土台に合った色ぷよを置き発火させることで連鎖を生じさせる積み方。メリットとして、ぷよがフィールド一杯に埋まったときの飽和連鎖量が多いことから、とことんぷよぷよで特に効果を発揮する。尚、デメリットとして潰しに弱く、大連鎖を積むスピードがツモによって待ち待ちで大抵遅いことから、ぷよぷよ通以降の対戦では弱いとされる。
: 連鎖の作成方法の中では最もメジャーなものである。
・ 挟み込み
: 対戦における戦術の一つで、積み方の名称。
: 同じ色のぷよとぷよを、違う色のぷよで挟み込み、その挟み込まれたぷよを消すことで連鎖を起こす積み方。
・ 鍵積み
: 挟み込み連鎖の一種。対戦における戦術の一つ。階段積みと同じく潰されると後が危なくなる。
・ 潰し・速攻・催促
: 対戦における戦術の一つ。速攻はその名のとおり試合開始早めに連鎖を打ち相手を打ち崩すこと。相手が上級者の場合は大抵それ以上の連鎖で打ち返される場合が多い。
: 催促は互いに大連鎖の組み合いになったとき、先に相手の本線を発火させる意図で小さな連鎖を繰り出すこと。ぷよぷよ通以降では先に本線を発火させた方が、連鎖中に相手本線を伸ばされ不利な状況になることが多い為である。
: 潰しとは相手のフィールドを埋める目的で発火させる小さめの連鎖。催促、速攻も一種の潰しだとも言える。
・ 凝視
: 上級者同士の対戦においてよく見られるテクニックの一つで、プレイ中に自分のフィールドを見ずに相手のフィールドを見て状況を把握すること。
: 特にぷよぷよ通における対戦においてはこのテクニックが使えないと上級者に勝つことは極めて難しい。
・ マージンタイム
: 時間制限のこと。「リミット」とも呼ばれ、当初はアーケード版にのみ存在した。この時間制限を超えると徐々におじゃまレートが下がっていく。レートが下がれば、互いにおじゃまぷよの降る数が多くなり、決着がつきやすくなる。勝負をはやく決着させることの他、緊張感を増した白熱する対戦にさせる目的のシステムだと思われる。
・ フィーバー合戦
: ぷよぷよフィーバー、ぷよぷよフィーバー2における対戦内容を表す用語。
: 通常の連鎖ではなくフィーバーによる大連鎖を互いに発火しあい、勝負を決める方法。
: フィーバー潰しやフィーバーゲージのこともあってか、この合戦にもつれ込んだ場合は原則としてツモ数の多いキャラが有利である。
・ フィーバー待ち(フィバ待ち)
: ぷよぷよフィーバー、ぷよぷよフィーバー2における戦術の一つ。
: 通常フィールドではなくフィーバーモードで勝負を決めようとするために相手の連鎖を待ち、一個ずつ相殺をしてゲージを溜め、フィーバーモードに突入しようとしていくこと。
・ フィーバー潰し
: フィーバーの連鎖を発火し終えた直後に潰しを入れて次の種を発火させないようにすること。
: フィーバー合戦などで特にマージンタイムが切れたときに多用される。
: これをやられた相手は発火色が来ないとその時点で負けが確定される。
・ フィーバー催促
: 相手をフィーバーモードに入らせるために小さな連鎖を繰り出すこと。上記のフィーバー潰しとの併用が基本。
・ 起爆点
: 大連鎖を起こす際のスイッチとなる部分。一般的には高い位置にある方が良いとされる。(おじゃまぷよに潰されにくくするため)
: 位置が低いと苦労して積み上げた連鎖の起爆点をおじゃまぷよたった1個に潰されて涙を飲む事も多々。
[ 全国の有名なぷよぷよプレイヤー(ぷよらー) ]
・ 三須 健太郎(ミスケン)
: ミスケンこと三須健太郎はぷよぷよ通におけるかつての全国一の最強プレイヤー。様々な大会に名乗りを上げ、優勝を連ねてその名を轟かせた。その強さははっきり言って異常とも言えるほどで、周りのプレイヤーを全く寄せ付けず、現在の全国一である服部ですら当時の三須にとっては相手にならなかった。2004年5月に行われたナミキ(明大前駅|明大前のゲームセンター・現在は倒産)での頂上決戦でこそ苦戦を強いられたものの、結果として公式全勝、殆どミスケンの圧倒的な勝利を見せ付ける結果となっている。三須はこの最後の決戦を機に引退を決意、同氏のサイトの掲示板では仕事で忙しくなっているからと公表している。同年12月にサイト更新を停止、ネット上からも姿を消したが、その強さは現在でも名高い。
・ 服部 崇(くまちょむ)
: くまちょむこと服部崇はぷよぷよフィーバーにおける現全国トップの最強プレイヤー。ぷよぷよ通でもミスケンに次いで全国二位(事実上一位)である。今や誰もが認めるぷよ界の頂点に君臨する王者である。2004年5月に行われたぷよぷよ通、ナミキでの頂上決戦100本勝負では95-100とミスケン氏とほぼ互角の戦いを演じている。現在はWindows版のぷよぷよフィーバーオンラインやぷよぷよ2ちゃんねると呼ばれるぷよ通形式のネット対戦にも出没しており、どちらでもほぼ敵なしの状態である。2006年6月10日にぷよぷよフィーバーでの韓国のトッププレーヤーと臓
P7h$7!"$5$i$K2006年10月14日にぷよぷよSUNの20連鎖を達成した。
ブームの変遷
[ ブームの到来 ]
アーケード用へ移植される際、対戦要素を前面に押し出す事で爆発的に流行した。アーケード版発売には、雑誌『マイコンBASICマガジン』においてゲームライター手塚一郎らの熱心な宣伝が貢献したと言われる。その後マイコンBASICマガジンでは、ぷよぷよに関するさまざまな記事が書かれ、それをまとめたムック (出版)|ムックも発売された。『ぷよぷよ』はもともと、同社のRPG『魔導物語』の派生作品として製作された。“ぷよ”を始め、主人公「アルル・ナジャ」や敵キャラクターも同作品の登場キャラクターの流用である。ストーリーモードのデモに「あんた、まだそんなことをやってるの」「やっぱり、あんたの仕業だったのね」という台詞があるのは『魔導物語』の世界観・ストーリーを受け継いでいるからである。『ぷよぷよ』の成功を受けてか、一時は『魔導物語』が各ゲーム機に移植されたりパソコン向\xA1
$1$KB3JT$,:n$i$l$?$b$N$N!":#$G$O!Xぷよぷよ』の方がはるかに知名度が勝り、本家である『魔導物語』は存在自体を知らないユーザーも多い。『ぷよぷよ』は一大ヒットとなり、メガドライブの販売に貢献する一方で、あらゆるコンピュータに移植された。また、コンパイル主催の大会が「渋谷ジャック」(ゲームギアと対戦ケーブルを持って渋谷を歩き回り、参加者同士で対戦して予選を勝ち抜いた)をはじめ全国各地で開催され、参加者は「ぷよら〜」、その優勝者は「ぷよマスター」「ぷよキング」と呼ばれた。大会は好評で、拡大に従って全日本ぷよ協会が発足した。
[ 続編の登場 ]
初代『ぷよぷよ』の対戦は、最終的にはいかに早く“赤玉”こと岩ぷよ2個(おじゃまぷよ60個)を送り込むかという問題に収束したため、5連鎖や4連鎖ダブル(4連鎖目に2色同時消し)、3連鎖トリプル(3連鎖目に3色同時消し)をすばやく作る技術が問われた。土壇場での「回し勝負」などによる逆転要素はあったものの、基本的には「先に必要な分を送り込んだ方が有利」で、試合展開はスピーディーだが、戦略的には単調になりがちだった。2作目『ぷよぷよ通』では、前作の問題点を打開すべく乱入対戦および相殺システムが導入され、相手からのおじゃまぷよをこちらの連鎖で相殺できるようになった。よって前作と反対に「後から一段階上の連鎖を仕掛けた方が有利」となって、戦略に幅が生まれて好評となり『ぷよぷよ通』も前作と同様に様々な機種に移植された。その一方で上\xA1
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[ 衰退とファン離れ ]
この経緯と前後して、コンパイルは拡大経営が破綻し(報道では「ぷよぷよバブルはじけた」と揶揄された)、1998年3月、約75億円の負債を抱えて倒産、和議申請をし、セガ・エンタープライゼス(現在のセガ)に『ぷよぷよ』シリーズの知的財産権を売却した。ブームは次第に下火となったが、その後もセガからの許諾の元「ぷよぷよ〜ん」「ぷよぷよBOX」などが発売された。しかし結局、かつてのようなヒットには繋がらなかった。また仁井谷社長は1997年頃、「これからはディスクの時代だ」と発言している。この影響からかは不明だが、任天堂系ゲーム機向けのぷよぷよシリーズを一部外注に委ねるなどしている。実質セガの子会社的位置付けや力関係もあり、!
1作目からぷよぷよの新作発売は必ずセガハード版が優先され(アーケード基板もセガのもの)、クオリティにおいてもセガ向けが他ハード向けより上回っている傾向があったが、特にそれが顕著になったのが、セガに権利が売却された4作目「ぷよぷよ〜ん」からである。『ぷよぷよ〜ん』は当初ドリームキャストの性能を生かしたものとして発売されたことから、任天堂・ソニーハードのユーザーからは発売を危惧する声が上がった。実際にはNINTENDO64とプレイステーションで発売されたものの、そのクオリティは低く、ファンの怒りと失望を買ってしまった。この当時、同社の公式サイト掲示板などでは両ハードのユーザーの抗議によって大荒れとなり、今でもこの騒動を理由にコンパイルに恨みを抱いているファンも存在する。これによって低迷していたぷよぷよ! a>人気はさらに落ち込み、コンパイル復活の道を閉ざすこととなぁ
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[ セガ移植・新世代 ]
「ぷよぷよ〜ん」の発売と前後して、セガなどの他メーカーが過去の『ぷよぷよ』シリーズの移植作を発表した。そして2001年にセガの開発分社であるソニックチーム(2004年7月1日にセガと統合)の開発で、『ぷよぷよ通』システムのリファインバージョン『みんなでぷよぷよ』が発売された。一方コンパイルは、ぷよぷよシリーズの知的財産権を使用できるという契約が2002年8月に期限を迎え、ぷよぷよシリーズからの撤退、そして新たなパズルゲーム『ポチッとにゃ〜』をNAOMI基板での稼動を発表した。その後、セガは携帯電話用アプリなどへ旧作の移植を行っていた\xA1
$,!"2003年秋にシステム・キャラクターデザイン共に大幅なリニューアルを行った新作『ぷよぷよフィーバー』を発表、同年冬にはアーケード版が稼動され、コンシューマーゲーム|家庭用ゲーム機にはプレイステーション2、ドリームキャスト、ニンテンドーゲームキューブ、Xbox版が発売された。なお『ポチッとにゃ〜』は延期につぐ延期、基板もNAOMIからMulti Video System|MVS(ネオジオ)に変更された。2003年1月にコンパイルは『魔導物語』『ポチッとにゃ〜』など全てのコンパイルの権利と業務をアイキに譲渡したと発表。2003年11月6日に約54億円の負債を残して自己破産した。結局『ポチッとにゃ〜』が稼動したのは2003年末。奇しくも『ぷよぷよフィーバー』と同時期となった。『フィーバー』発売を機に毎月24日を「ぷよの日(2をぷ、4をよ)」と定め、CMキャラクターとして松浦亜弥を起用して積極的なァ
W%m%b!<%7%g%s$rE83+$7$?!#7k2L!"DcLB$7$F$$$?!XぷよぷよSUN』『ぷよぷよ〜ん』の2作品の売り上げこそ上回ったが、かつての『ぷよぷよ通』のような“大ヒット”には至らなかった。またキャラクターをほぼ一新したことには旧シリーズのファンの間で賛否の分かれる所となった。一方、若い世代を中心に『フィーバー』からの新規ファンも現れ始め、再びシリーズの知名度を上げるきっかけともなっている。なお、ゲームボーイアドバンス版のCMには松浦亜弥を再起用(前田健 (タレント)|前田健と初共演)したが、一番最後に発売されたニンテンドーDSとプレイステーション・ポータブル版のCMには起用されなかった。2005年11月24日には続編となる『ぷよぷよフィーバー2【チュー!】』が発売、プロモーションは松浦の起用を見送るなど地味なものとなった。しかし売り上げは初\xA1
=5HNGd9000本、累計販売4.1万本(2006年7月2日現在のニンテンドーDS版のみの売上。ニンテンドードリーム調べ)と決して悪い数字ではなく、定番パズルゲームとしての地位と知名度は健在である事を表した(ちなみに同調査では『ZOO_KEEPER_(ゲーム)|ZOO KEEPER』5.8万本、『ぷよぷよフィーバー』10.3万本、『メテオス』5.9万本、『瞬感パズループ』3.3万本)。また作品内では旧作品の世界との繋がりが見受けられ、使うとフィールドの両端にぷよが積まれるアイテム「ハーピー笛」など、明らかに旧作品を意識したものもある。セガでは2006年が「ぷよぷよ発売15周年」として「“色々な事”をやろうと思っています」とコメント。手始めとして2006年2月3日から2月26日まで、ウェブサイト上でアンケートを実施したが、こちらでも設問の中には旧作品に関するものが多く設けられた。ァ
"%s%1!<%H$K『ぷよぷよ15周年カーニバル』を開催、そして9月15日に『ぷよぷよ! Puyopuyo 15th anniversary』が発表された。CMキャラクターに蛯原友里とゲームキャラクター「すけとうだら」の着ぐるみキャラを起用、すけとうだらは各種プロモーションイベントにも登場し印象づけた。ニンテンドーWi-Fiコネクションに対応したニンテンドーDS版は不具合の為に1週間足らずで販売停止したが(現在は販売再開され不具合品の無償交換が行われている)、この時点で既に出荷数12万本中、約6万本を販売し、全機種あわせて25万本以上売り上げたことからも、いまだ『ぷよぷよ』シリーズの根強い人気の高さが伺える。今では旧シリーズから遊んでいたプレイヤーが親になり、子供と供
&$K?F$7$`$H$$$C$?@$Be$rDL$7$?%U%!%s$b8+ぷよぷよ』シリーズも、セガから『ぷよぷよ通』『ぷよぷよSUN』がプレイステーション2や携帯電話アプリに移植されている。中古市場でも旧シリーズが比較的高値で売買されている(特にプレイステーション版『ぷよぷよ〜ん』は販売数が少ないこともあり高値の傾向がある)など熱心なファンも存在し、さっぽろ雪まつりに毎年旧シリーズのキャラクター雪像を作り続けているグループもある。
出典
参考文献
関連項目
全日本ぷよマスターズ大会
コンパイルサポートアソシエーション
外部リンク